飽食の日本を象徴するかのように、食事として必要以上の量とジャンクな味わいを誇るけしからん存在。 それが「ラーメン 二郎」 その邪悪の一杯に敢然と挑む勇者達がいた。 《激麺戦隊ジロレンジャー》 ver. 百獣戦隊ガオレンジャー マシ 飛びかかれ マシ 喰らいつけ〜♪ マシ 叫べ マシ 倒せ〜♪ マシ、マシ、マ〜シ〜♪ ジャンクの魂と魂が今響きあう〜♪ 五感を研ぎ澄ませ カネシの力が開く〜♪ マシマシ! マシマシ! マシマシ! マシマシ! (ジロレンジャー〜♪) 気高い雄たけびをあげろ〜♪ 山盛りヤサイ越えるために〜♪ マシ もっと マシ 熱く〜♪ 激麺戦隊ジロレンジャー〜♪ マ〜〜〜〜シ 吠えろ〜♪ ******************************** junk file special 2 〜雨音は二郎の調べ〜 5月30日。 この日はオレにとって17日に続いて2回目のJーoff。 会場は多摩地区屈指のタフなフィールド「野猿」である。 夕刻になり激しさを増す雨の中、一路黄色い看板を目指す。 傘をさしていても着衣に雨が染みる。 憂鬱感をまといながら歩を進める。 店舗に到達し、参加の皆さんが揃うのを待つ。 激しい雨音の中、事前に知らされていたよりも多数のRDBユーザーが集った。 重鎮といっていいであろう方、女性の方も含まれ、これは華やかな宴となりそうだ。 さっそく、皆さんとともに待ち列に加わる。 19時。 いつものこの店舗であれば30人近くは並んでいる時間帯だ。 が、さすがにこの雨では並びも少ない。 食券は初チャレンジとなる『大つけ麺豚入り』 ここのつけ麺は抜群にけしからんという事前情報を得ていたので、邪悪な期待に胸が高鳴る。 さほど待つことなく、参加の皆さん次々と空いた席へと散ってゆく。 わたしは某氏と隣りあわせで着席。 戦闘準備完了。 さあ、来いっ! 某氏と歓談しながら待つこと5分強、二人立続けにコールがかかる。 某氏 「ニンニクダブル、ヤサイダブル」 オレ 「ニンニクマシマシ、ヤサイ」 オレは、あんまりヤサイが多いと麺をつける余裕がないような気がしたので、コールは少し控えめにした。 そして、お約束のキタッ、キタッ、キタッー! あれ!? 某氏とオレでヤサイ盛りにまったく差がない。 つけ汁のどんぶりを隙間なく埋め尽くし、ふちからはみ出しまくるカゲキなヤサイ盛り。 サービスなんだろうか? まあ、いい。 戦闘開始だ。 つけ汁に麺を浸す余裕がないので、まずはヤサイを片付けにかかる。 今回はキャベツ率が高い。 わしゃわしゃと喰らい進む。 う〜む、相変わらず少し青臭さが残るが喰い応えあるシャッキリ感のヤサイは格別だ。 「野猿」のハードコアぶりを体感するいいプレステージ。 ヤサイ一辺倒だと飽きもくるので、ブタもつまもう。 このブタも相変わらず1cmほどの厚みのあるヘビー級。 ああ〜、「野猿」だなあ。 分厚いが柔らかく煮込まれており、食べにくさは微塵もない。 ちょい辛めだが、味のしみこみも抜群だ。 一切れほおばるごとに胃にしみこむようなハードな喰い応えがたまらない。 まったくもって、けしからんブタだ。 さて、つけ汁のどんぶりに余裕が出てきたので、本番の麺に行こう。 が、まずはつけ汁の味見と。 見た目から乳化度のよさは窺える。 ひとすすり、と。 おおっ、豚骨のボディのたくましさ、ジューシー感が絶妙だ。 カネシの独特の風味がもたらす魅力も存分に引き出され、グルの効きも強いが、スープの強度とのマッチングが申し分ない。 ハードだが、コクとまろやかさの調和した味わい深さ。 ここに何か柑橘系の酸味が加えられて、一服の清涼感を演出しているのがニクい。 大技、小技の効いた抜群のけしからなさだ。 次に麺。 やや褐色で、軽くごわついたなかなかに存在感の強い見た目だ。 はしで一本つまみ、そのまま食べてみる。 ここの麺は元々コシが強いが、水で締めることにより、もっちり感が増している。 小麦の風味も奥深い。 これは通常のラーメンよりも、つけ麺にしたほうが麺の魔力が輝くなあ。 では、いよいよ、つけよう。 麺をある程度まとめてつけ汁のどんぶりに放りこみ、よーく混ぜて絡ませる。 そしてすする。 ・・・・・・けしからん、けしからんにもほどがあるうまさだ。 麺がつけ汁を剥ぎとるように絡めとり、ハードなつけ汁のうまさとハードな麺のうまさが相乗効果で強烈な魔性のうまさを生み出す。 ここに「野猿」特有の刻みの粗いニンニクの粒が絡み、これまた強烈なパンチ力とスパーク感のアクセントを加える。 ハードコアな抜群の喰い応え感。 いつものをいくぞ。 1・2・3、はいっ。 け〜〜〜〜〜し〜〜〜〜〜か〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜〜んっっっ! もう、はしが止まらない。 一心不乱に食べ進む。 そんな時、となりの某氏が「お先します」 えっ、もう完食したの!? オレのほうの麺はまだ半分残っているのに・・・ 速っ。 まあ、オレはオレのペースで喰らおう。 ワシワシ、ワシワシと、喰らい続ける。 「野猿」の『大』なので麺量もかなりのもの。 汗だくでどんぶりに挑む。 けっこうな満腹感が襲ってくるが、魔力的なうまさに刺激されてはしは止まらない。 これぞ、ハードコアバトル。 徐々に身を支配する恍惚感に酔いしれながら完食。 ふーっ、やり遂げたぜ。 「ごちそうさま」を厨房に向かって告げ、雨音が支配する店外へ。 オレがラストで、先に退出していた皆さんの輪に合流する。 皆さん、マラソンでも完走したかのような爽快な実にいい表情である。 そんな皆さんに迎えられるのがうれしい。 いつも一人で黙々と遂行するJミッションだが、仲間との共闘もまたいいものであることを実感した。 こんな時間が流れるのならば、雨の憂鬱さだってすばらしい情緒となる。 この日の「野猿」には特別な世界があったぜ。 Bad Luck! ******************************* Rainy Days 不意に来る 雨に叩かれても〜♪ Rainy Days 迷わずに 進む Ah〜♪